減三和音/増三和音の転回形
コードの聴き取りに関して悩むのが増三和音と減三和音です。
特に、転回形だと迷うという人が多いようです。
今回は、ちょっとした、聴き取る際のポイントをお話しします。
目次
aug 増三和音の転回形
増三和音は基本形しかないよ!
オレンジの印を見てみましょう
Caug

Eaug

G#aug(Abaug)

Caugを転回させると、EaugやAbaugになります。
どこの音程をとっても長3度になるからです。
dim 減三和音の転回形
それに比べて減三和音はどうでしょう。
Cdim
基本形

第一転回形

第二転回形

ならしてみてもらうとわかるとおもうのですが、
減三和音では基本形は短三度の重なりだってわかるけれど、
転回形だとソ♭とドの増4度の音程が聞こえてくるのです。
私も聴音の課題の時、
減三和音の転回形は
よく間違ってしまうんです。
コード進行の中で聴きとるときは、間違うというより減三和音に聞こえないんですよね。
増4度が聞こえて、特に第二転回形の場合「7th」にしか聞こえません。
まあ、これはしかたないですかね・・
Dim7は転回形がない!
ジャズの場合、dimといえば、dim7だから問題ないです。
転回させると、
別のコードになるのがわかりますか?
緑の印がついたところを見てみましょう
Cdim7

Ebdim7

Gbdim7(F#dim7)

Adim7

augは長3度を重ねていったものでしたが、
dim7は短三度を重ねたものです。
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