Diatonic (Di-a-tonic)?
ダイアトニックコードはダイアトニックスケール上に3度ずつ音を積み重ねてできる和音です。
では、ダイアトニックって?
って思ったことありませんか?
調べた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ダイアトニックの語源を調べると、
2つ(dia)の主音(tonic)を持つため・・と書かれているものを多く見かけます。
Diatonic (Di-a-tonic)の「di」はラテン語で2つを意味します。
つまりダイアトニックスケールというのは、
2つのテトラコルド(4音列)を持つスケールという意味でのとらえかたです。
★ギリシャ数字では・・
1 モノ
2 ジ(di)
3 トリ(トライ)
4 テトラ(tetra)
![](https://jun-music.com/wp-content/uploads/2023/04/IMG_5D0D298117B3-1-1024x366.jpeg)
このように「ド」から始まって全音全音半音となるテトラコルドと
「ソ」から始まって全音全音半音となるテトラコルドが組み合わさっていますね!
確かに!!
でもなんか変では?
ハ長調のスケールとイ短調のスケールは何が違うの?
ではこれはダイアトニックスケールではないのですか?
![](https://jun-music.com/wp-content/uploads/2023/04/IMG_BAA7CE1AD072-1-1024x432.jpeg)
そうこれはイ短調(Am)のナチュラルスケール(自然短音階)なのです。
でも、前半後半でテトラコルダの種類が違いますよね!
じゃあこれはダイアトニックスケールではないのですか?
いえいえ!
このスケールもダイアトニックスケールですよね!
このスケールは、ハ長調(C)のメジャースケールの6番目の音から並べただけですよね!
そもそもテトラコルダの起源は古代ギリシアです。
古代ギリシャの音階は下降するものですから
ドレミファソラシドという上行形のスケールに結びつけるのには無理があるのではないでしょうか?
ダイアトニックスケール(全音階) daiatonic scale
そうなんです!
実はダイアトニックスケールというのは7種類あるのです!!
1オクターブの中に5つの全音と2つの半音を持つスケールのことで、
7つの音、それぞれから始まる7つのスケール全てがダイアトニックスケールなのです。
7つのダイアトニックスケール
![](https://jun-music.com/wp-content/uploads/2023/04/IMG_100F9103EF68-1-979x1024.jpeg)
daiatonicは英語です。
daiatonic scaleは全音階(全音音階ではないのでお間違い無く!)
もちろん、この語源は古代ギリシャ語のテトラコルドと深い関わりを持っているのですが、
2つのトニックからの同じ音階という意味ではないことはお分かりでしょう。
メジャースケールは、あくまでもダイアトニックスケールの代表的なものなのです。
ダイアトニックスケールは7種類!
メジャースケールだけではありませんよ!
7種類のスケールにはちゃんと名前もあります!