楽譜がなくてもピアノが弾ける!コード奏法で桑田佳祐『白い恋人達』をマスターする方法

「楽譜がないと何も弾けない」──そんな悩みを持つ人は多いはずです。
でも、もし楽譜がなくても、自分の好きな曲を自由に、そして自分らしく表現できるとしたら、ピアノはもっと楽しくなります。
その鍵になるのが、JUN音楽教室おすすめの「コードでピアノ!」です。

コードで音楽の構造を理解すると、単に曲をコピーするだけでなく、自分だけの表現を加えられるようになります。この記事では、クリスマスに向けて桑田佳祐さんの『白い恋人達』を題材に、コード奏法の基本と実践的なアレンジ法を解説します。テクニックより先に変えるべきは、まず「音楽に対する考え方」です。
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1. アレンジ:楽譜を「お手本」から「素材」へ変える思考法

コード奏法の本質は、ただ正しい音を弾くことではなく、自分らしい表現を見つけ出すこと、つまり「アレンジ」です。市販の楽譜は編曲者の一つの解釈に過ぎません。絶対的な正解ではなく、可能性の一つにすぎないのです。コード奏法を学ぶということは、自分自身がアレンジャーになることを意味します。

自分に合ったアレンジの重要性

なぜ自分でアレンジする必要があるのか?
答えはシンプルです。自分にとって最も音楽的で、最も弾きやすい形が、最良の演奏につながるからです。

例えば私(JUN)は手が大きくないため、オクターブ奏法が苦手です。学生時代、先生に「あなたは無理ね」と言われた経験もあります。多くの楽譜ではメロディの高音が細くならないようオクターブで支えることが多いですが、無理に弾くと演奏が硬くなってしまいます。そんなときは5度の和音や左手で補うなど、別の方法でカバーすれば良いのです。

楽譜の情報に囚われないために

市販の楽譜の中には、機械的に作られたものもあります。だからこそ、楽譜に書かれた音符をそのまま鵜呑みにするのではなく、自分の感性を信じることが大切です。まずは「素敵だ」と感じる演奏やアレンジを見つけ、その良さを取り入れていきましょう。最終的には、コードという共通言語を使って自分のアレンジを組み立てる力を身につけることが、演奏上の大きな武器になります。

次に、アレンジの基礎となる「コード」の仕組み、特にダイアトニックコードについて解説します。


2. コードの基本言語を学ぶ:ダイアトニックコードを理解する

曲を自在にアレンジするための第一歩は、その曲の「ホームグラウンド」となるコード群(=ダイアトニックコード)を把握することです。ダイアトニックコードは、複雑に見えるコード進行を理解するための基準点になります。

『白い恋人達』の原曲キーはト長調(Gメジャー)です。Gメジャーのダイアトニックコード(4和音)は次の7つになります。

  • Gmaj7
  • Am7
  • Bm7
  • Cmaj7
  • D7
  • Em7
  • F#m7(b5)

重要なのは、「1度がメジャー、2度がマイナー、3度がマイナー…」というコードの並び(=性格)は、どのキーでも変わらないということです。この普遍ルールを理解すれば、キーがわかれば基本的なコード進行は予測できるようになります。

この基礎の上に、次は曲に色を加える「ノンダイアトニックコード(ダイアトニック外のコード)」の見つけ方と役割の分析です。


3. 曲の構造を読む:コード進行のパターン分析

コード進行の分析は、単にコードを書き出す作業ではありません。作曲者が仕掛けた設計図を読み解く「探偵作業」です。なぜその進行が心地よく聞こえるのか、あるいは切なく感じるのか、その理由がわかれば自分のアレンジに応用できます。

本記事では原曲がGメジャーですが、解説のわかりやすさのために動画ではCメジャーに移調した楽譜を使っています。分析の順序は次のとおりです。

ステップ1:ノンダイアトニックコード(仲間外れ)を探す

Cメジャーのダイアトニックコードは:Cmaj7, Dm7, Em7, Fmaj7, G7, Am7, Bm7(b5)。この中に含まれないコードがあれば印をつけましょう。ノンダイアトニックコードは曲に意外性やドラマを与える「ゲストキャラ」です。

ステップ2:頻出コードパターン(王道進行)を探す

ポピュラー音楽でよく使われる進行が隠れていないか探します。『白い恋人達』では特に次のパターンが効果的に使われています。

  • パターン①:3–6–2–5
  • パターン②:♭6–♭7–1

ステップ3:次へ向かう力(ドミナント・モーション)を特定する

ノンダイアトニックコードは、特定のダイアトニックコードへ向かう“引力”を持つことが多いです。これがドミナント・モーションです。どのコードがどこへ向かうように働いているかを見抜くことが、自然なアレンジを作るコツです。


4. ノリのある演奏へ:伴奏(バッキング)の作り方

コード進行が分かっても、ただ和音を鳴らすだけでは伴奏は平坦になります。ピアノ一台でもバンドのような厚みとグルーヴを出すには、ベースやドラムのリズム感を意識することが鍵です。動画でも解説しているように原曲を聴きながらのバッキングを考えていきます。

『白い恋人達』のようなポップスのバラードでは、16ビートの意識が重要です。バッキング(伴奏)は8分音符中心に見えても、演奏者の内部では細かい16分音符の流れを感じながら弾くことが多いのです。さらに、この曲では16ビートのシャッフル感も必要になります。感覚としては「パターンは8ビートだけれど、心の中でチキチキ…という細かい流れを思い描く」ようなイメージです。

こうした感覚は言葉だけでは掴みにくいので、動画でのリズム練習を繰り返すのが有効です。動画では具体的な右手・左手の分担、バッキングパターン、リズムの刻み方などを丁寧に解説しています。


5. 結局、コードでピアノを弾くには?

紹介した知識とテクニックは『白い恋人達』だけのものではなく、あらゆる曲に応用できる普遍的なプロセスです。今後新しい曲に挑戦するときは、以下の流れを参考にしてください。

  1. 【分析】曲の設計図を読む
    → キーを特定し、ダイアトニックコードとノンダイアトニックコード、頻出パターンを見つける。
  2. 【計画】伴奏パターン(バッキング)を設計
    → 曲のグルーヴや感情に合うバッキングを決める。
  3. 【練習】パーツを組み上げる
    → いきなりメロディと伴奏を同時に練習せず、パーツごとに体に染み込ませる。場合によっては実際の完成形では使わないバッキングも弾いて、リズム感を養う。

これらを習得すれば、楽譜がなくても自分の好きな曲を自由に、そして自分らしく演奏できるようになります。まずは一曲、コードで読み解いてアレンジしてみましょう。きっと新しい発見があります。


おわりに

この記事の解説動画では、実際の楽譜例と手順を画面で見ながら具体的に解説しています。動画で一緒に練習したい方はぜひご覧ください。

また、コード奏法の個別相談(無料)も受け付けています。

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