バッハはロックだった?あの頃の直感が「確信」に変わった理由

バッハはロックだ!

バッハってロック?と思ったきっかけ

「バッハ」と聞くと、どんなイメージを持ちますか?

音楽室の壁にいる、あのかつらの作曲家。
ちょっと堅くて、真面目で、どこか近寄りがたい存在。

そんなふうに感じている方も多いかもしれません。

でも、私の中にはずっと
少し違うイメージがありました。

もしバッハが現代にいたら、
革ジャンを着て、スタジアムでオルガンをかき鳴らしているんじゃないか——

そんなことを、昔から思っていたのです。

ロックの中にバッハがいた

中学・高校時代の私は、
ハードロックに夢中でした。

激しいギターのフレーズ、
鼓動のようなドラム、
エネルギーの塊のようなサウンド。

そんな音楽に惹かれる一方で、
クラシックのピアノレッスンにも通っていました。

今思えば、少し不思議な組み合わせですよね。

あるとき、ロックを聴いていて思ったんです。

「これ、すごくかっこいい!」

そして気づいたのです

「バッハ?」

後から知ったのは、
トッカータとフーガ ニ短調 のフレーズでした。

その瞬間、

「バッハってロックじゃん!」

そう思ったのを、今でもはっきり覚えています。

なぜバッハは「かっこいい」のか

当時、周りの多くの人は
ショパンのような美しい音楽に憧れていました。

でも私は、なぜかバッハに惹かれていました。

インベンションやシンフォニアを弾きながら

「なんかかっこいい」

と感じていたんです。

今になって振り返ると、その理由がわかります。

バッハの音楽は

  • 複数のメロディが絡み合い
  • ぶつかり合いながら
  • 一つの流れを作っている

これはまるで

  • ギター
  • ベース
  • ドラム

が絡み合うロックバンドのようです。

整った美しさというよりも
構造そのものが動いているような音楽。

それが、私には「ロック」に聴こえていました。

50年後にわかったこと アフタービートの話

そして最近、その感覚に
大きなヒントをもらう出来事がありました。

ピアニストであり医師でもある
上杉春雄 先生のセミナーでのことです。

テーマは「アフタービート」。
バッハの平均律を取り上げたセミナーです。

それを聞いたとき、

「やっぱりバッハはロックじゃん」

と、思わず心の中でつぶやいていました。

西洋音楽のビートの源流はもともと「馬に乗る文化」

日本の伝統的な音楽、例えば演歌や民謡は、
地面を踏みしめる「すり足」の文化に基づいているため
1拍目が重く下に沈み込む。

しかし、馬を駆る西洋の文化では、1拍目は決して沈みません。

むしろ、馬の跳躍のように、

重力に抗ってふわりと「浮き上がる」エネルギーを持っています。

「浮き上がる1拍目」このアフタービートが

  • ロックのグルーヴ
  • ポップスのノリ

であり、

そして、実はバッハにもあったのです。

50年前に感じた「バッハ=ロック」という感覚は、
間違いではなかったんだと、初めて確信できた瞬間でした。

ジャンルを超えて見えてきたもの

昔は

  • クラシック
  • ロック

相いれないものと思われていました。

でも今は違います。

構造や流れを見ていくと、
そこにあるのは同じ「音楽」です。

ジャンルは違っても、

  • 人をワクワクさせるもの
  • 心を動かすもの

は共通しています。

もしそうだとしたら、

クラシックが好きな人も
ポップスを自由に楽しめるはずです。

逆もまた同じです。

まとめ

音楽は、ジャンルで分けるものではなく、
本来もっと自由なものです。

もし今、

  • 楽譜がないと何を弾いて良いかわからない
  • 自由に弾けない
  • 音楽にならない

そんな悩みがあるとしたら、

それは才能や練習量ではなく、
「音楽の捉え方」の問題かもしれません。

 

もし、

「楽譜通りには弾けるけど、音楽にならない」
「コードを覚えたのに、自由に弾けない」

そんなふうに感じている方は、
一度ゆっくり整理してみる時間も大切です。

JUN音楽教室では、
「どう弾くか」だけでなく
「どう感じるか」「どう捉えるか」を大切にしています。

気軽にお話しできる時間もご用意していますので、
よかったらこちらをご覧ください。

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