コードを覚えたのに弾けない方へ|「雪の華」で学ぶバッキングの考え方

「雪の華」で学ぶバッキング(伴奏リズム)

コードチェンジとバッキング

子どもの頃、クラシックピアノを習っていた。

大人になってから
「好きな曲を自由に弾けたらいいな」と思って
コードを勉強してみた。

でも…

コードは覚えたのに
結局 楽譜がないと弾けない。

そんな経験はありませんか?

実はこれ、レッスンでも
とても多いご相談です。


でも実は、
アレンジというのは、そんなに難しいものではありません。

もちろん、演奏会で披露するような本格的なアレンジは大変です。
でも、

好きな曲を
「パッと弾ける」

そんなシンプルなアレンジなら、
誰でも身につけることができます。

今回は、中島美嘉さんの名曲
雪の華を例に、

バッキング(伴奏リズム)をどう考えればいいのか

動画をもとに解説していきます。


ダイアトニックコードは「役割」で覚える

ピアノで「いろいろな曲を弾けるようになりたい」と思うなら、
まず避けて通れないのがダイアトニックコードです。

コードを

「ドミソ」
「レファラ」

のように、音の形として覚えるだけだと
キーが変わるたびに覚え直すことになります。

でも

1度、2度、3度…

という「役割」で理解すると、
音楽の仕組みが一気に見えてきます。

たとえば「雪の華」の原曲キーはBですが、
学びやすいCで考えても、

コードの役割(キャラクター)は変わりません。

さらに役割を理解すると、

  • 4度(F)の代わりに

  • 2度(Dm7)を使う

といった
代理コードの発想も生まれます。

これが、演奏を少し「プロっぽい響き」にしてくれる隠し味です。

1曲だけの知識ではなく、
どんな曲にも応用できる「一生ものの理解」になるのです。


低音域では音を重ねすぎない

ピアノは88鍵もある広い楽器ですが、

どこで弾いても綺麗に響くわけではありません。

特に低い音域では、
音を重ねすぎると濁ってしまいます。

一番きれいに響くのは
真ん中のド付近(1点ハ)

このあたりは和音を重ねても綺麗ですが、
音域が低くなるにつれて濁りやすくなります。

目安になるのは

真ん中のドの下のミ(E)

この音より低い場所では

ド・ミ・ソのような
密集した和音は避けた方が良いです。

低音では

・ベース音
・オクターブ
・5度
・7度

など、広い間隔で使うと
クリアな響きになります。

高い音は密集してもOK
低い音はスッキリ

これだけで、演奏の透明感は大きく変わります。


コードチェンジは「ハンコ」のように動かす

コードチェンジのとき、

指を1本ずつ探して
バラバラに動かしていませんか?

スムーズに動くコツは

手の形を保ったまま移動すること

いわば

「ハンコを押すような動き」

です。

(※ただし手を固めず、脱力は大切)

実際の動きは動画で紹介していますが、
それ以上に大事なのは

頭の準備です。

「次はこの形になる」と、

先にイメージしてから動くこと。

次の鍵盤の形が頭に見えていると、
迷いがなくなり、リズムも安定します。


8ビートの中に「16ビートのノリ」を感じる

「雪の華」は
ゆったりした8ビートのバラードです。

でも、ただ8分音符を刻むだけでは
あの独特の雰囲気は生まれません。

実は

8ビートの中には16ビートが流れています。

つまり表面では8分音符でも、
心の中では

「チチチチ・チチチチ・チチチチ・チチチチ」

という16分音符のパルスを感じている状態です。

さらに

16分音符のどこを

・アクセントにするか
・休符にするか

この微妙な違いが
グルーヴ(ノリ)を作ります。

ドラムで言えば

2拍目・4拍目のスネア

その感覚を内側に持つと
ゆったりしたテンポでも音楽が止まりません。


オンコード(分数コード)は省略してもいい

楽譜には

C/B
G/B

などのオンコード(分数コード)が出てきます。

これはベースラインを
なめらかに繋げるためのものですが、

ピアノで弾く場合に無理に弾いて
演奏が止まってしまうなら本末転倒です。

たとえば「雪の華」では

コードが変わっても
ベースをCのままにする

という

ペダルポイント

のような使い方もできます。

また、

ベースラインを

ド → シ → ラ

と頭の中で感じながら、

実際には
ルートだけ弾く

というシンプルな形でも
十分音楽になります。

大切なのは

全部弾くことではなく
音楽を止めないこと

です。


自分に合ったアレンジで音楽を楽しむ

コードの役割を理解して、
ピアノという楽器の響きを知ると、

「楽譜通りに弾く」だけの段階から
少しずつ卒業できます。

今の自分のレベルに合わせて

・音を省く
・響きを足す
・リズムを変える

そんな

自分なりのアレンジ

ができるようになります。

「雪の華」は
弾き手によって、いくらでも表情が変わる曲です。

私はいつも

「今の自分なら
どう弾いたらこの曲が一番きれいに響くだろう」

そんなことを考えながら
アレンジしています。

実は、ここまでお話ししたことは
レッスンでも本当によくご相談いただく内容です。

・コードは覚えたのに、どう弾けばいいかわからない
・伴奏の形が作れない
・なんとなく弾いているけれど、これで合っているのか不安

こうした悩みは、
ポップスピアノを学び始めた多くの方が一度は通るところです。

もし今、同じようなことで迷っているなら、
それは決して特別なことではありません。

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「自分の場合はどう弾けばいいんだろう?」

と感じた方は、
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