コードでピアノの「ノリ」を作る!左手バッキングの基本と弾き方のコツ

「好きな曲をピアノで弾きたいのに、ちょうどいい楽譜が見つからない…」
「コードは分かるけど、伴奏がいつもワンパターンで物足りない…」
そんな経験はありませんか?
実は私も学生の頃からずっと同じ悩みを抱えていました。
その答えは、伴奏のリズム――“バッキング”にあります。
子どもの頃から習ってきたピアノでは「右手=メロディー」「左手=伴奏」という認識が一般的でしたが、ポップスではそう単純にいきません。
クラシックのように作曲家が最適な音の積み方を決めてくれているわけではないため、自分でサウンドを作っていく必要があるのです。
今回は、そんな ポップスのバッキングをどう弾けばノリが生まれるのか を動画つきで解説します。
まずはこちらの動画をご覧ください。
目次
1. その音、弾かないで!左手で濁らせない“和音のルール”
左手で和音を弾くとき、実は 「弾かないほうがいい音」 があるのをご存知ですか?
特に低音域では、多くの音を重ねるほど響きが濁ってしまいます。
クラシックを学んだ方なら「3度を重ねない」「ローインターバルリミット」などをご存知かもしれませんね。
たとえば C コード(ド・ミ・ソ)や G コード(ソ・シ・レ)を低い位置で和音にすると濁りが出ます。試してみてください。
そこでポップスの伴奏では、まず ルート+5度(あるいはルート+7度) を基本にします。
CM7 なら「ド+ソ」あるいは「ド+シ」。
どうしても3度を出したい場合は――そう、右手に任せるのです。
左手は土台、右手は色付け。
これがプロが当たり前に実践しているサウンドメイクです。
2. “押さえるだけ”からステップアップ!アルペジオで表情が変わる
動画ではさまざまなアルペジオのパターンを詳しく紹介しています。
基本の流れは
「ルート+5度+高いルート」 → 「ルート+5度+3度」 → 「ルート+5度+高いルート+9度+3度」
順番を入れ替えるだけでニュアンスは大きく変わります。
アルペジオは“もうひとつのメロディー”を作る気持ちで弾くと、ぐっと音楽的になりますよ。
3. メロディーがシンプルでも原曲はカッコいい理由
――“隠されたリズム”の正体とは?
80〜90年代のアイドル曲のように、メロディーはシンプルなのに原曲はとても魅力的に聴こえる…という経験、ありませんか?
その理由は グルーヴ(groove) です。
ボーカルの裏で、ドラムやベースが16分音符を中心に複雑なリズムを刻んでいます。
ピアノソロでこれを再現しないと、物足りなく感じてしまうのは当然です。
ポイントは
メロディーが“空いている場所”に左手でリズムを足すこと。
メロディーに音を重ねるのではなく、空間を埋めるように。
(簡単に言えば・・ですが)
市販の楽譜で弾くと「なぜかダサく聴こえる」理由もここにあります。
メロディーとハーモニーだけで、バックバンドの命であるグルーヴが楽譜に書かれていないことに気づいてないからです。
4. まずはこれ!ポップスらしさが一気に出る“バックビート”の魔法
アクセントは通常1拍目に置かれますが、ポップスでは 2・4拍のスネア が重要。
これが“バックビート”です。
もちろん、単に強くするという意味ではないのですが、
ピアノの伴奏でも、2・4拍を感じながら弾くことで、一気にポップスらしさが出てきます。
ジャズでも同じで、2・4拍を感じることは必須の技術です。
5. 本当の技術は「弾くこと」よりも「聴くこと」
テクニックを支える一番大事な力――
それは 原曲を深く聴く力 です。
・ベースはどんなフレーズ?
・ハイハットはどんな刻み?
・曲のノリを作っているのはどの楽器?
最初は難しくても、市販のバンドスコアを見ながら
「このベースラインは絶対必要」
「この16分の刻みが曲のキモだ」
と印をつけるだけで、聴き取りの精度は必ず上がります。
この聴く力こそが、
“楽譜探しの迷路”から抜け出し、自分だけのアレンジを作る力 になります。
「なんとなくは分かったけれど、実際にどう練習したらいい?」
「自分の弾きたい曲ではどうすればいい?」
そんな方のために、個別の無料相談(zoom・30分)を行っています。
あなたのレベルや弾きたい曲に合わせて、
どうすれば“思い通りに弾けるようになるか”を一緒に整理します。
多くの方から「え?!そこだったの〜?」
「思い切って相談して良かったです!」
と、喜ばれています。
お気軽にこちらからご相談ください。
メッセージ
私が出会いたい方は昔の私!
上手いよりカッコよくなりたい!大好きなロックがバンドでもピアノでもカッコよく弾きたい!
そんな想いから、コードを軸にした独自のピアノレッスンを提供しています。


