目次
音の高さ
楽譜が読めないとピアノが弾けないというわけではありません。でも自分で字を覚えて本を読むことができるのが楽しいように、楽譜を読めると世界が広がります。
音のかたまりはパターンで模様読み
JUN音楽教室では、1つ1つの音を読む練習をするのはせいぜい10~15個くらいで、あとはパターンで読むという方法で指導を行っています。
文字を1つずつ覚えた後は、単語を覚えますよね。それと同じ、音楽の言葉・単語を覚えて行くのです。
ピアノをやり直したいけど譜読みができない!!→パターンで譜読みをするのですぐに弾ける
パターン読みは音の上下や音程で楽譜を読む方法で、下のようなカードも使います。
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楽譜を読みのは苦手だけど、ピアノをやり直したい方はまずは体験レッスンでパターン読みを体験してください。すぐ弾けるという事が体感できますよ!
ピアノは大譜表 ト音記号・ヘ音記号
ピアノは大譜表(下の楽譜)を見て弾くことが多いですね。
この記号が、音の高さを表す記号、ト音記号とヘ音記号です。
最初に書かれているこの記号で5線の何番目が何の音ということが決まってきます。
ト音記号の場合、下から2番目の線のところが「ト(ソ)の音」の高さ、ヘ音記号の場合上から2番目の線が「へ(ファ)の音」の高さとなっています。
音符はタマ、ボウ、ハタ、ケタなどでできていますが、音符のタマの部分の位置で音が決まります。
タマが同じ場所にあれば、形ば違っていても同じ高さの音となります。
こちらは、同じ形ですが、五線の場所が違うので、音の高さは違います。
いろはにほへとはラシドレミファソ
ドレミというのはイタリア語で、ドレミファソラシドを日本語で言うとハニホヘトイロハになります。
何の音かということは、5線の何番目に音符が書かれているかで決まるのです。
左がソの音から順に下がっていてソファミレド
右がソの音から順に上がってソラシドレとなっています。
左がファの音から順に下がっていてファミレドシ
右がファの音から順に上がってファソラシドとなっています。
五線の見方がわかったら音列・音階を覚えよう!
音はドから順番に高くなると、ドレミファソラシ・・・
ドから順番に低くなるとドシラソファミレ・・・
この順番だけではなく、ドミソシ・・と1つとばしでも言えるようにすると譜読みのスピードがあがります。
音列を覚えてもらうためにどれみの迷路も作成しました。→ドレミ迷路
譜読みトレーニングのための様々なゲームもご紹介しています。
音の長さ
楽譜を読む目的は音の高さだけではありません。
音符のタマの位置以外は、音の長さを表しています。
楽譜を読むにはどんな形の音符がどの線に書かれているかを見れば良いのです。
音の長さを見てみましょう。
音符の名前を見ると音の長さが分かります。
「4分音符は全音符の4分の1」「16分音符は全音符の16分の1」の長さです。
ただの白丸だったものにボウが付き、ハタがつくことで音符が短くなります。
楽譜の見た目で、黒が増えていくと細かく動いているわけです。
休符の長さと音符の長さは「全音符(4拍)=全休符(4拍休み)」というふうに連動しています。
楽譜には音以外の何が書かれている?
音符・拍子・調号
さて、5線を見るとト音記号やヘ音記号の次に書かれているのがその曲が何調かを表している調号と呼ばれるもので、各段に書かれています。
その次に拍子記号と呼ばれるものが書かれていますが、こちらは最初の段のみに書かれてます。
拍子と言うのは、拍のかたまりのことで「三三七拍子」を思い出していただければ分かるのではないでしょうか。
4拍子なら4拍の、3拍子なら3拍がかたまりになってるのです。
拍子記号や調号は曲の途中で変わることもあり、その場合はそのつど書かれています。
調号と臨時記号
調号に♯(シャープ)や♭(フラット)が付いていれば、高さは関係なく付けられている音にシャープやフラットをつけなければなりません。
ファの位置に♯がついているト長調なら、全ての高さのファは、ファ♯となるわけです。
上の画像下段のように、調号でなく音符直接♯や♭がつけられる場合があります。
これは臨時記号といいますが、この場合♯や♭は音符の左につけられ、付けられた高さの音のみ、その小節内有効となります。
その音符のみについていると考えれば分かりやすいでしょう。
元の音に戻すという意味のナチュラルもシャープやフラットと同じ使い方です。
♯は半音上げる 、♭は半音下げるという意味があり、半音・全音と言うのは下の図のような位置関係で、ピアノの鍵盤で言えば、♯がつくと黒鍵も含む右どなりの音、♭は左どなりの音に変化します。わからない方は以下の楽譜と鍵盤で色分けしているので、確認してみてくださいね。
リズム
リズムもパターンで!!
音の高さについては♯や♭も含め、割と分かりやすいと思うのですが、音の長さについては少し分かりにくいですね。
リズムも言葉のようにパターンで読むことで楽譜を見るのがずっと楽になります。
音の長さは上の図で説明しましたが、相対的なものなので大きなかたまりでとらえるようにした方が分かりやすいでしょう。
長さをいくつかのかたまりでとらえると「リズム」と呼ばれるものになり、そのリズムに音の高さを当てはめればよいのです。言葉と組み合わせると分かりやすいかもしれません。
楽譜だけでは読み取れないものもある
高さと長さが分かれば音楽になるわけではありませんが、ひとまず楽譜に書かれている音は分かるでしょう。
ポピュラーなら同じ4拍子でも8ビートと16ビートは違うし、クラシックだって3拍子の全てがワルツではないのです。
その辺りは独学ではなかなか難しい部分ではありますが、知っている曲なら楽譜の読み方を覚えていけばチャレンジできるでしょう。
楽譜の読み方を知って音楽の幅を広げましょう!
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