楽譜なしで弾く!ピアノコードの左手はこう使う|バッキングアレンジの基本

弾きたい曲があって楽譜を探しても
「難しすぎて弾けない」
「簡単すぎて物足りない」
「なんか違う・・」
そんな経験はありませんか?
自分にぴったり合う楽譜に出会える確率は、実はそれほど高くありません。
しかも、YouTubeでやっとお気に入りの演奏を見つけて採譜して弾いているのになんだかかっこよくない。
結局は自分で考える、つまりはアレンジしかないのです!
アレンジって難しいのでは?
そんなことないんです。
今回は、ピアノソロの伴奏(バッキング)をどう考えるかを、動画をもとに解説します。
目次
左手=伴奏?
右手メロディ、左手伴奏。
そう考えている方はとても多いです。
でも、まずその考えをちょっと横に置きましょう。
最初に意識しなくてはならないのは「響き」
ピアノは和音が鳴らせる楽器なので、
どこで・どんな音を鳴らすかがすごく大切です。
低音でやってはいけないこと(重要)
ローインターバルリミットと言う言葉を耳にしたことがある方もいるかもしれませんね。
真ん中のドより低い位置で和音を弾く場合に
密集(近くに詰めて)で弾くと響きが濁ってしまいます。
コードで弾く場合、ルートと3度を弾くと
そのようになりがちです。
基本ルール
①まずはシンプルに単音で
②2音以上はルート+5度が基本
③3度は右手で取る
「クラシックでは左手伴奏だったのに?」という疑問
これまでは右手メロディー、左手伴奏だったのに・・・
と思う方もいらっしゃいますよね?
それは当然です。
クラシックで学ぶ曲の多くは、
大作曲家がピアノで弾いて美しく響くように作られたピアノ曲です。
一方でポップスはバンドの音楽なのです。
そもそもその通りには弾けないのです。
つまり、
ピアノ1台で弾くにはどうしてもアレンジが必要なのです。
メロディー以外の音「伴奏をどう弾くか」を考える、
それがポップスでは必要なんですね。
左手バッキングのアレンジ、どう進める?
- まずはルート(単音)だけ ―― リズムを変えるだけで印象がガラッと変わります
- 次にルート+5度、またはルート+7度 ―― 3度が欲しいときは右手で補いましょう
- 音を増やすならアルペジオから ―― ルート+5度+オクターブ上のルート(1-5-1)など、動きをつけながら広げていきます
💡 和音で弾くとき、3度は右手でサポートするのが基本です(手が大きければ左手だけでもOK!)
「なんか違う…」の正体
メロディーは簡単だし、かっこいい曲なのに、いざ弾いてみると「なんか違う…」そんな経験ありませんか?
その理由は、メロディー以外の音(ドラム・ギター・ベースなど)がピアノアレンジに活かされていないからです。
特に16ビートの曲なのに、メロディーが8分音符だけで作られている場合によく起こります。
かっこいいのにメロディーがシンプルな曲の正体は「ノリ」です。
歌や管楽器なら声でノリを表現できますが、
ピアノは一度鳴らした音を途中で変化させることができません。
ピアノでノリを出す2つの方法
① リズムを感じる ―― 弾かなくても流れているリズムを体で感じることでノリが出せます。
ただしこれはかなり高度で、トレーニングが必要です。
② ドラム・ベースのリズムを伴奏に取り入れる ―― 伴奏でノリを作れるので、メロディーがシンプルでもかっこよく聴こえます。
メロディーではなく、裏で流れているリズム(例えば16ビート)がポイントです。
ノリを身につけるトレーニング
指の速く動かすことより先に必要なのは、リズム感です。おすすめはこの3つ。
- 両手で16ビートバッキングを弾く
- ドラムのパターンを手足で叩く
- ベースラインを歌う
さらに、ピアノソロが目標でも弾き語り練習でバッキングのノリを体に入れるのが効果的です。
聴き方も変えてみましょう。原曲を聴くとき、メロディーではなくベースとドラムに耳を向けると「外せないリズム」が見えてきます。
「弾きたい!」と思ったら、まず何をする?
弾きたい曲に出会ったとき、すぐに楽譜を探していませんか?
今日からはこれに変えてみてください。
リードシート+原曲を聴く
これだけで、どんな曲でも自分らしく、自由に弾けるようになります。
じゃあ、具体的にどうやれば?
やっぱり左手をどうすればいいか迷う、
ノリが出せそうにない・・
そもそも、何がわからないのかもわからない
そんな方は・・
そのモヤモヤ、まずは「どこでつまずいているか」を整理するのが一番の近道です。

