ショパンが弾けても「ハッピーバースデー」が弾けない理由

「ショパンじゃなくていい。ハッピー・バースデーがパパッと弾けたら」
この言葉には、JUN音楽教室の思いが詰まっています。
今回は、その気持ちを動画にしました。
目次
ピアノが弾けるのに、なぜか止まってしまう瞬間
楽譜があれば、ショパンでもバッハでも弾ける。
それなのに——
「ねえ、ハッピーバースデー弾いてよ!」
そう言われた瞬間、
頭が真っ白になって、指が止まってしまう。
そんな経験はありませんか?
忘れられない、私自身の“あの出来事”
これは、私が大学生の頃の話です。
近所の子どもたちに誕生日会へ呼ばれ、
「ピアノ弾いて!」とお願いされました。
ピアノもあるし、普段から弾いていることも知られている。
当然「弾けるでしょ?」という空気です。
でも——
いざ座ると、
メロディは分かるのに、伴奏がまったく分からない。
結局、適当に音を並べるしかできず、
とても恥ずかしい思いをしました。
今でもはっきり覚えています。
「ショパンじゃなくていい」に込めた意味
JUN音楽教室で大切にしている
「ショパンじゃなくていい
ハッピー・バースデーがパパッと弾けたら」
という言葉。
これは、「難しい曲を諦める」という意味ではありません。
憧れの曲に挑戦することも大切。
でも同時に、
👉 今の自分で
👉 知っている曲を
👉 その場で、さらっと弾ける
この“自由さ”こそが、
音楽を一生楽しむ力になると思うのです。
「コードを知っている」だけでは足りない理由
楽譜に頼らず弾けるようになりたいと思い、
コードを学ぶ方は多いです。
でも実は——
👉 コードを知っているだけでは、弾けるようにはなりません
私自身もそうでした。
コードを覚えても、
「いざ弾こう」とすると何もできない。
なぜか?
それは、
コードを“点”でしか理解していなかったからです。
音楽は「流れ」でできている
本当に大切なのは、
👉 コードがどこからどこへ進むのか
👉 音楽がどこへ向かっているのか
という“流れ”です。
単発の知識ではなく、
👉 メロディ
👉 リズム
👉 ハーモニー
この3つがどう繋がっているか。
ここが見えるようになると、
楽譜がなくても弾けるようになります。
「ハッピーバースデー」が難しい本当の理由
実はこの曲、とてもシンプルなようで奥が深いです。
・3拍子
・アウフタクト(途中から始まる)
・1拍目に強い言葉が来る構造
例えば、
「ハッピー」は1拍目ではなく、
大切な「バース」が1拍目に来ます。
さらにコードも、
👉 Ⅰ・Ⅳ・Ⅴ(C・F・G)
というシンプルな構成なのに、
👉 進行の“意味”を理解していないと弾けない
つまり、
「知っているのに弾けない曲」になってしまうのです。
「ドから始まる=ハ長調」ではない
よくある誤解として、
👉 ドから始まる=ハ長調
と思ってしまうケースがあります。
でも実際には、
音楽はそんなに単純ではありません。
だからこそ、
👉 音の並びではなく
👉 流れとして捉える
これがとても重要になります。
自由に弾けるようになるために
音楽は、
👉 メロディ
👉 リズム
👉 ハーモニー
この3つでできています。
そして大切なのは、
それをバラバラではなく「繋がり」で理解すること。
そうすると、
👉 今のレベルのまま
👉 知っている曲を
👉 自分らしく弾ける
ようになります。
この内容は、こちらでもまとめています👇
▶︎ なぜ「弾けるはずなのに弾けない」のか(まとめページ)
最後に
「楽譜がないと弾けない」
これは才能の問題ではありません。
👉 見方を知らないだけです
その見方が変わると、
音楽は一気に自由になります。
「ショパンじゃなくていい」
そう思えたとき、
本当の意味でピアノが楽しくなるはずです。
もし今、
・コードはわかるのに弾けない
・簡単な曲で止まってしまう
という場合は、
一度「今の状態」を整理してみると
次にやることが見えてきます。

