フラット系とシャープ系
目次
シャープ系とフラット系は何が違うの?
ネコふんじゃったの楽譜
これが何の楽譜かわかりますか?
「ねこふんじゃった」の楽譜です。
誰でも弾いてる、みんな弾きたいピアノの曲として知られる「ネコふんじゃった」です。
でも、多くの人は楽譜を見ずに弾いているのではないでしょうか?
楽譜を見るとこれです!
♭(フラット)がいっぱい!みんなが弾きにくいと敬遠する曲になるのです。
簡単なこの「ねこふんじゃった」が難しいと感じるのはなぜでしょう?
「フラットがいっぱいで楽譜が読めない」からなのです。
つまり、ピアノが「難しい」の要因の一つに楽譜が読めないという事があります。
でも、楽譜を読むことは絶対ではないのですよね。
確かに楽譜を読めると便利ですが、1つずつの音を読むのではなく、音程で読む、コードで読むという事ができるようになると、もっとずっと楽に譜読みができるようになりますし、1つ1つの音がわからなくても、弾くことができるようになるのです。
さて、私は、上のフラットがいっぱいの楽譜をイメージして「ねこふんじゃった」を弾いていますが、実は、下のようにシャープいっぱいの楽譜もあります。
実は両方の楽譜ともピアノの鍵盤では同じ場所を弾きます。
♭の方は「ミ♭」、#の方は「レ#」から始まるのです。
「ミ♭」と「レ#」は同じ音なのですが、私には「ミ♭」にしか聞こえないのです。
♭系はどんなイメージ?
私は♭系が好きです。
なぜだかわからないのですが・・・・
♭は暗くて、#は明るい。
よくそんな風に言われるのですが、その感じの違いは人それぞれだなと思います。
ただ、以前ピアノでエリッククラプトンの「Over the Rainbow」をピアノでカバーした時に違和感を感じました。
原曲はEbなのですが、クラプトンはEでカバーしていたので、そのままカバーするとなんだか違う・・・
不思議な感じで、クラプトンが弾いていた時はカッコよかったのに、どうもよくない。(もちろん、表現する人の力量は大きいのでしょうが(汗))
ある時、この曲でレッスンを受けたのですが、その先生は
なんだか、あっけらか~んとしてるわねえ・・
あ。。。
そういうことか・・
で、結局、アレンジや雰囲気はクラプトンだけど、キーはEbにしました。
この時の先生は田代先生ではないのですが、
EからEbにした時にしっくりきたのをよく覚えています。
ギターのバンドはシャープ系
クラプトンがEで「Over the Rainbow」を演奏したのは当然で、ギターのバンドは楽器の関係でシャープ系の曲が多いです。
管楽器は♭系が多いですよね。
私もクラプトンのカバーはバンドでよくやっていましたが、バンドの中ではシャープ系だからしっくりこないと思う事はほとんどありませんでした。
私がバンドでずっとやっているハードロックもキーがGというのが多いです。
ただ、Gなんだけど、弾いてるスケール、使っている音はGではないんですよね。
マイナーペンタというのか、ブルーノートを多用するので、あっけらかんとしていないのです。
私もソロではブルーススケールをよく使っていました。
それがハードロックらしい音でもあるような・・・
それと、パワーコードと言って3度抜きのコードを使う事も多いです。
つまり、マイナーコードなのかメジャーコードなのかわからないのです。
これは、もちろんわざとです。
やっぱり、シャープ系かフラット系かを感じることは重要なのです。
果たして、田代先生はシャープ系をどう思っているのか?
本日、田代ユリのエッセイ「日々思う」を更新しました。
今回は、上から7・8番目に2つ入れています。
本日(2021年2月27日)更新した「日々思う」はこちらから→田代ユリの日々思う
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